この8月は戦後80年、そして同和対策審議会答申から60年

一昨日の8月5日まで2日間東京で活動していました。
フーフェスで性感染症検査キットを配布したり、永田町で性産業政策に関する面談をさせてもらいました。

翌日8月6日は和歌山で昼と夜で4人の方々とお会いし、ずっとお話を伺う日でした。いろんな方々と繋がりお知恵とお力を貸して頂き、たくさん交流しました。また、和歌山の改善点についても貴重なご意見をお聞きし、近いうちに自分でも調べて質問として作成し、議員にお渡しする約束をしました。

ある方からは、「人に話すときの目力が父親とそっくりやな(顔もそっくりやな)」と言われました。確かに言われてみれば、父は何か問題について話す時、目つきが鋭くなる癖があり、そういうところが移ってしまったのかと思わせられることがありました。

今日8月7日は労働相談を受け、調べた結果を相談者にお伝えしました。

ところで昨日は8月6日広島での平和記念式典の日だったので、前日からため息が出ていました。
なぜなら、どうせまた国民民主党の玉木代表が毎年恒例の反戦デモうるさいというディスりだけに留まらないリベラル侮辱レッテル貼りのSNS投稿でバズろうとするのだろうと思っていたからです。一昨年からSNSで玉木氏に直接抗議するようにしていたので、今年もそのつもりでいましたが、しかし今年はなんと予想が外れました。玉木氏は今年は普通に投稿していたようです。私はてっきり、玉木さんという人は、みんながどうやって世界平和を実現するのかということを真剣に考えているときに、どうやって今年もリベラル腐してバズらせようかということばかり式典の前日から考えている人なのだろうと思っていたので、意外でした。

さて、この8月は戦後80年でもありますが、同和対策審議会答申から60年でもあります。
そこで、1965年8月審議会答申以降の部落解放運動の歴史や関連する各法律の年表、その間の大きな差別事件や、各都道府県や市町村における差別解消や人権に関する条例設置状況、今後の課題などを振り返り確認しました。

被差別部落の人々に関することに限らず差別解消に関する法律には、基本法や事業法などいくつかの種類がありますが、近年ずっと言われ続けていることは、差別撤廃の実効性に関することです。

例えばアイヌ施策推進法(アイヌ新法)が今年で施行6年になりますが、このアイヌ差別の問題でも、内閣官房アイヌ総合政策室がありながら、政治家によるアイヌの人々に対する誹謗中傷すら問題化されていません。その他、過去から奪われ続けてきた土地や生活の糧など先住民族として権利侵害されてきたことへの歴史的総合的調査、盗掘された遺骨問題、教育や啓発、和人との経済的格差解消等々、様々な分野における実効性が問われています。

被差別部落の子どもたちの教育を受ける権利を保障する施策では、結果、社会全体の教育水準が底上げされました。それもこれもこうした差別撤廃の運動があったからであり、教育だけでなく、就労や住環境、産業など様々な領域での取り組みが、一般施策に普及してきたことでいい影響と恩恵を私たちすべての人が受けてきているのです。

以上はいろんな当事者の方々が異口同音に語ってきている、すべて受け売りですが、私が様々な差別撤廃運動から学ばせて頂いたことです。








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