原田まさひろ衆議院議員と党員のオンライントーク企画をしました

●原田まさひろ議員に党員向け企画のトークゲストになってもらいました

昨日は、立憲の原田まさひろ衆議院議員をゲストに党員向けに国会のお話をしてもらいました。

原田議員は社会福祉学の研究者でもあり、専門家で実務家でもあります。その姿勢や考え方が、原田さんの政治姿勢にも繋がっているんだなと感じさせるエピソードをいくつもお聞きすることができました。

博士論文やインタビュー調査に取り組まれた時代のお話では、不可視化される人々の声を聞き取る難しさ、それらをまとめたものを成果物として受け止めてもらう難しさに直面したご経験を話してくれました。偏見に晒される状況下にいる人々の聞き取り調査をした研究に熱心に取り組まれたお話を聞いて、原田議員が国会質問で当事者の声を傾聴することの大切さに言及されたことに、より説得力と重みを感じました。

その中で印象に残ったのが、「自分は社会福祉の人間なので、変わらない人間なんていないと思っている」という、政治家としての原田さんの、人との向き合い方を象徴するお言葉でした。

立憲の政治理念を体現する国会議員が新たに誕生したことが、大手メディアにも注目されたそうで、新年に発売される週刊誌にインタビュー記事が掲載されるとのことです。ぜひ買いましょう(また後日詳細はSNSで宣伝します)。

立憲議員さんのお話をじっくり深く聞く機会を作れてとても学びの多い時間になりました。これからも党員の声を、党や議員に伝える機会を作っていきます。

●党員とのミーティングをこれからも大切にします

なぜ党員とのミーティングにこだわったかというと、先月のブログでも書きましたが、立憲の目指す社会像と党員の関係のことをずっと考えていたからです。

私は性産業政策を得意としていますが、シングルイシューの関心だけで政治や政党に関わっているわけではありません。シングルイシューといっても、その中に様々な社会課題が混ざっています。また、権力と差別の問題、民主的手続きの問題など、政治や社会のあり方全体を問う普遍的見地からの問題意識の一つとして、性産業のテーマがあります(「シングルイシューを制す者は政治を制す(?)」件、さらに掘り下げて考えたい方は、ヘーゲルの「主人と奴隷の弁証法」とかフェミニストスタンドポイント論などお読み下さい)。

したがいまして、政党が目指す社会像や政治理念が正しくて、それに即して政策立案をしていれば、どんな政策も大枠としてそんなに踏み外すということはないだろうという認識のもと、様々な課題を抱えた人々が集まり、政策実現していく、そこに政党の存在理由があると思います。人々が健康で文化的に暮らせるために必要なのは、そうしたまともなビジョンと方針、政治規範によって制度設計できる政策集団、政党です。これをバックアップして頂くのが党員の皆様です。

私が17歳の時に読んで感銘を受けた「私のシリウス宣言」(江田五月、岩波書店「世界」1993年1月号掲載)は、立憲の基本理念や、現在の取り組みに受け継がれています(ちなみに私が特に気に入っているキーワードは、「市民資本」(立憲が取り組む労協法の活用促進)、「一人一人が個人として尊重される社会」(憲法13条)、「土地の公共性」といったところです)。私や党員の皆様がそれぞれ大切にしたい立憲の政治理念を、まわりの人々に自分の言葉でわかりやすく具体的に伝えていく、そしてそれを政策に落とし込むことにおいて、党員それぞれの専門性や知識や経験、お知恵をお貸しして頂く、政策実現のために選挙をお手伝い頂く、党費を通じて資金援助をして頂く、党勢拡大のためのポスター掲示板やSNSの発信にご協力頂く、等があります。

そういったことがなければ、何のために党員を集め、何のために党員は入党するのかというものです。
党員になるメリットは、代表選で投票する権利を得られることのほかに、やはり、党員の声を党や所属議員に届けていく、反映させていく、一緒に政策実現していくという経験が大事なことだと思います。そうして初めて、党員による党勢拡大の動機づけとなるのだと思います。党員の皆様、ぜひいろいろ何でもご提案、ご連絡下さい。
もちろん、誰でも参加できる公開ミーティングも同じくらいやっていきます。

(念のため断っておきますが、これまで事あるごとに何度もSNSやブログでも書いているように、私は選挙で勝つことだけが社会変革の近道とか最先端とか思っていません。しかし、現実として、政党政治は、社会を良くするために無視できない重要な一つであることは間違いありません。)

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