初めての朝立ちで感じたこと
また前回のブログから8日も過ぎてしまいました(何回言うねん)。
その間、他府県の県連幹事長さんたちの会議に参加したり、朝駅前などの街頭でビラ配布や演説をする朝立ちを始めたり、県連の看板、顏である代表のショート動画撮影&編集、その他、副幹事長としての役割のいろはについて県連の方から教わったり、和歌山県の政治や選挙の歴史について、和歌山の匠からレクチャーを受けるなど、スタートダッシュの一週間でした。この週末は、党勢拡大のため県内各地の選挙情勢について調べたり、紀伊田辺に行ったりする予定です。
党の活動以外の、私のライフワークのことでは、ストリップ業界のためにできることについて、業界に詳しい方にZOOMで相談させて頂いたり、買春処罰化の問題などに関する講演依頼を2件頂いたり、AV新法改正、第6次男⼥共同参画基本計画案、買春処罰法案、それぞれ関係議員さんなどに問い合わせしました。
また、新刊「批判的犯罪学刑事司法と犯罪研究を問い直す」(批判的犯罪学研究会編、9月20日発売)をご恵投頂きました。昨年の衆院選の真っ只中、京大で開かれた犯罪社会学会でのセッション「批判的犯罪学の広がり――領域横断的な連帯の可能性を考える」で口頭発表させて頂きました関係です。ありがたく大事に読ませて頂きたいと思います。おすすめですのでみなさまもぜひお買い求め下さい。
この8日間を振り返って、2つの出来事が印象に残っています。
一つは、和歌山県の特に政局や選挙の歴史について、歩く辞書のような方からレクチャーして頂いたことです。きっかけは、私が県連の副幹事長になったことで、党勢拡大の活動をしていくにあたり、学びたいと思い、自主的にお願いをして実現しました。このレクチャーして頂いた約2時間は、今思い出しても感慨深いとても贅沢な時間でした。活動の最前線に居続け、活動を継続し続けた人というのは本当に、なんというかすごいなと(語彙力…)。経験と知識の豊かさに裏打ちされた分析力に圧倒され、心が震えました。
もうひとつ印象に残っているのは、やはり朝立ちの活動を7~10人くらいで先週から始められたことです。
私は外でしゃべるのがまだ慣れてなくて下手くそなので、まだ演説はさせて頂いていませんが、近々マイクを持たせてもらえることになってて、最新の政治トピックを随時理解しておこうとするようになりました。
そこで頭に浮かんだのは、平日毎朝Xで朝刊チェックの配信をしているジャーナリストの菅野完さんの活動のことでした。菅野さんは大手新聞全紙を毎朝読んで、注目記事を早朝から解説しています。前からすごい活動だと思っていましたが、これはもしかして、朝立ちの活動をする人たちのためにしてくれているのか?と、ふと思いました。大変ありがたいことです。
私はもともとセックスワーカーの時事問題や、現場ベースの日々の出来事や情報を追ってきたので、どちらかというと、インディペンデント系メディアや個々人の発信に馴染み深く、大手新聞や大手メディアが配信する記事については、大多数の人々にとって関係のあることしか取り上げないメディア(少数派の課題は載りにくいメディア)というイメージでいました。そのため、自分が知りたい情報は大手新聞には載らないと思ってきました(なので、もし政治家を目指さなかったら、セックスワークに特化したインディペンデント系メディアを作りたいというのが夢でした。体が二つあったら、絶対にやりたいことでした)。
こんな風に書くと、「じゃあ、副幹事長になったから、または政治家を目指すようになったから、仕方なくすべての政治課題について関心を持つようになったのか?」と思われる方もいるかもしれませんが、実際はそういう順番ではありません。
もともとセックスワーカーの社会活動を始めた1997年頃から、ユニセフやエクパットで活動したり、世界社会フォーラムやG8サミットの市民活動の事務局をやったりと、様々な社会問題について関心が高いのですが(高校時代は社研部と部落研と高法研に入ってました)、活動していく中で、困りごとを抱える市井の一人の生活者に対してバイアスをかけずに向き合って奉仕できる公人を増やすためには、幅広い領域の関心を持つ政治家が増えないといけないと思いました。
また、性産業で働く人々が権力によって食い物にされたり、不当な弾圧を受けることを防ぐには、権力の腐敗を防ぎ、公平さを大切にし、すべての生活者のための政治にしていく必要があるので、そのために毎日政治をこつこつと学び続け、様々なレベルで追及する力をつける必要があると思いました。これについては、政治家になりたいと思った具体的なきっかけのエピソードがあるので、またの機会に書きたいと思います。
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